6月12日、歴史散策会の11名は、葛飾区水元公園の菖蒲園、南蔵院(しばられ地蔵尊)、千葉県松戸市の戸定(とじょう)邸・戸定歴史館を散策しました。今回の案内役は、地元に詳しい西川さんでした。お天気は数日前の予報では雨の可能性がありましたが、一日中曇りで雨には見舞われず、ちょっと蒸し暑い日でしたが、快適な散策日和でした。公園前の蕎麦屋で昼食の予約をして、散策を開始しました。水元公園は大変広い公園で、いくつかに分かれたブロックに、菖蒲園が何面もありました。ピークを少し過ぎた感じでしたが、いろいろな色の菖蒲が咲き誇っていました。菖蒲園としては立派なものです。菖蒲園の後は、南蔵院(しばられ地蔵尊)に参拝しました。しばられ地蔵尊は、盗難除け、足止め、厄除け、縁結びなど、あらゆる願い事を聞いてもらえる地蔵尊として祀られています。その後は水元公園の一角にある金魚展示場を訪れました。金魚を育成するタタキ池と呼ばれる池が40面以上並んでいる所です。「江戸前金魚」と呼ばれている江戸錦や江戸茜などの品種が24種類、約1000匹の金魚が飼育されているそうです。
昼食後は、健脚組と弱者組(?)に分かれて、県境を越えて、松戸市の戸定邸・戸定歴史館に向かいました。健脚組は自分の足で歩き、台東区にある秋葉神社に寄ってから、目的地にたどり着きました。戸定邸というのは徳川家の住まいがほぼ完全に残る唯一の建物だそうです。江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜(1837−1913)の弟・昭武(1853−1910)が邸宅としていた所です。戸定邸・戸定歴史館を十分堪能して散策を終えました。松戸駅前の居酒屋で十分に反省を行った後お開きとしました。
(重富記)
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